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古今御朱印研究室

江戸六地蔵

第3番
医王山 真性寺
いおうざん しんしょうじ
(中山道)

真性寺の地蔵尊

造立年代 正徳4年(1714)
医王山 東光院 真性寺 (いおうざん とうこういん しんしょうじ)
本尊 薬師如来
創建年代 不詳
開山 伝・行基
宗派 真言宗豊山派
所在地 東京都豊島区巣鴨三丁目21−21 (地図表示:マピオン)
巡拝 御府内八十八ヶ所(33番) 豊島八十八ヶ所(33番)
メモ 巣鴨駅から歩いてすぐ、「おばあちゃんの原宿」として名高い巣鴨地蔵通り商店街(旧中山道)の入り口にある。同商店街のサイトを見ると、地蔵通りとは有名な「とげぬき地蔵」高岩寺と真性寺の江戸六地蔵尊に因むようである。
本堂の斜め前にある地蔵尊は、旧中山道からの参道の正面にある。とげぬき地蔵へのついでに立ち寄る感覚なのかもしれないが、参拝者も次々訪れ、香煙の絶えることがない。六体の地蔵尊のうち、もっとも参拝者が多いのではないかと思われる(なかなか人が途絶えないため、人のいない写真を撮るのにしばらく待たなければならなかった)。
地蔵尊の手前左側の植え込みには、表に松尾芭蕉、裏に杉山杉風の句を刻んだ碑が建っている。
真性寺の草創は詳らかでないが、本尊の薬師如来は行基菩薩の作と伝えられる。元和元年(1615)祐遍法印が中興した。元は御室御所仁和寺の末寺であったが、明治になって豊山長谷寺の末に転じたという。
真性寺・六地蔵尊の御朱印

中央の朱印は地蔵菩薩の図像に「江戸六地蔵尊第三番」。右上は「江戸六地蔵尊第三番」、左下は「醫王山東光院真性寺」。

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2009.10.07
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