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古今御朱印研究室

江戸時代の納経帳

天保11年(1840年)四国八十八ヶ所の納経帳

80番 白牛山 國分寺

国分寺の納経印→白峯寺へ

白牛山 千手院 国分寺

【略縁起】
聖武天皇の勅願により全国に建立された国分寺の一つ。『続日本紀』の記述から、天平勝宝8年(756)には完成していたと考えられている。寺伝によれば、行基菩薩が自ら丈六の十一面観音像を刻み、本尊として開創したとされる。弘仁年間(810〜[24])に弘法大師が留錫したという。現在の本堂は鎌倉時代に造営されたもので、創建当時の講堂跡に、その礎石を利用して建てられている。

【納経印】
文字の部分は印判で、「讃岐 国分寺 大悲殿 惣目代」。中央上の宝印は十六八重菊の御紋。右上の印は「四國八十番」、左下は「千手院」。左下の印は現在のものと同じデザインである。

【所在地】
讃岐国阿野郡国分村(香川県高松市国分寺町国分)

【御本尊】
十一面観世音菩薩

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2013.10.06
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