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古今御朱印研究室

江戸時代の納経帳

天保11年(1840年)四国八十八ヶ所の納経帳

9番 正覚山 法輪寺

法輪寺の納経印→切幡寺へ

正覚山 菩提院 法輪寺

【略縁起】
元は白蛇山法林寺と称し、現在地の北約3kmの法地ヶ渓にあった。弘仁6年(815)弘法大師が当地を巡錫しているときに白蛇を見つけた。白蛇は仏の使いとされることから、釈尊の涅槃像を刻み、本尊として一宇を建立したと伝えられる。天正10年(1582)長宗我部の兵火で焼失し、正保年間(1644〜48)現在地に移転再建。この時、正覚山法輪寺と改められた。、

【納経印】
文字部分は印判で「奉納大乗妙典 本尊釈迦牟尼佛 阿州正覚山法輪寺」。中央に宝印はない。右上の印は「四国九番」、左下は「法輪精舎」。

【所在地】
阿波国阿波郡土成村(徳島県阿波市土成町土成)

【本尊】
涅槃釈迦如来

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2013.12.12
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