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古今御朱印研究室

諸国神社御朱印集

飯香岡八幡宮
いいがおかはちまんぐう

飯香岡八幡宮拝殿
拝 殿

飯香岡八幡宮 (いいがおかはちまんぐう)
御祭神 息長帯姫命〔おきながたらしひめのみこと〕
誉田別命〔ほんだわけのみこと〕
玉依姫命〔たまよりひめのみこと〕
〈相殿〉
日本武命〔やまとたけるのみこと〕
足仲彦命〔たらしなかつひこのみこと〕
経津主命〔ふつぬしのみこと〕
猿田彦命〔さだびこのみこと〕
天穂日命〔あめのほひのみこと〕
中筒男命〔なかづつのおのみこと〕
事代主命〔ことしろぬしのみこと〕
鎮座地 千葉県市原市八幡1057 (地図表示:マピオン)
創建年代 不詳/白鳳年間八幡宮を勧請と伝えられる
社格等 旧県社 一国一社八幡宮・国府八幡宮
由緒 社伝によれば、当社が鎮座する飯香岡は、古くは御影山と呼ばれ、六所御影神社が鎮座していた。白鳳4年に一国一社の八幡宮が勧請されたという。あるいは、天平宝字3年(759)全国に勧請された国府八幡宮であるともいわれる。石清水八幡宮の市原別宮であるともいう。
武門の崇敬篤く、源氏、千葉氏、北条氏、足利氏などの尊崇を受けた。また、徳川家康は朱印領150石を寄進している。
本殿は室町中期の建造と推定され、国の重要文化財に指定されている。また、拝殿は元禄4年(1691)の建造で、千葉県の有形文化財である。
例祭 3月15日(春季大祭)
旧8月15日(秋季大祭)※柳楯神事
神事・行事 1月14日/鎮火祭(どんど)
1月15日/筒粥神事
2月初卯の日/卯の日祭
旧9月30日/神立祭
文化財 〈重要文化財〉本殿  〈県有形文化財〉拝殿 漆塗金銅装神輿 〈県無形民俗文化財〉市原の柳楯神事 〈県天然記念物〉夫婦銀杏
メモ JR内房線からほど近くに鎮座する。参道、社殿は珍しく北西を向いている。江戸時代の終わり頃までは、鳥居の前が波打ち際で、放生会には魚を放っていたという。境内にある放生池はその名残とのこと。
参道の木造鳥居にかかる「八幡宮」の扁額には、唐破風の向拝と二頭の龍の彫刻があり、珍しい。文化財に指定されている社殿、県天然記念物の夫婦銀杏、大きな富士塚、出羽三山の石碑など、境内には興味深いものが多い。
参道と鳥居 放生池
鳥居と参道 放生池
神楽殿 富士塚
神楽殿 富士塚
夫婦銀杏 本殿
夫婦銀杏 本殿
飯香岡八幡宮の御朱印

上の朱印は「飯香岡八幡宮」、下は五七桐の神紋。

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2009.05.03
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