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古今御朱印研究室

諸国神社御朱印集

玉前神社
たまさきじんじゃ

玉前神社拝殿
拝 殿

玉前神社 (たまさきじんじゃ)
御祭神 玉依姫命〔たまよりひめのみこと〕
鎮座地 千葉県長生郡一宮町一宮3048 (Mapiom/googlemap
社格等 式内社(名神大) 旧国幣中社 上総国一宮 別表神社
公式サイト http://www.tamasaki.org/

玉前神社の御由緒

永禄5年(1562)戦火のために社殿・古文書等烏有に帰したため、創建等については不詳であるが、景行天皇の東国巡幸の際の創祀と伝えられる。

古くから朝廷の崇敬篤く、貞観10年(868)従五位上勲五等から従四位下に昇叙され、元慶元年(877)正四位下、同8年(884)正四位上に進んでいる。延喜の制では名神大社に列する。

中世は上総国一宮とされ、治承6年(1182)には上総権介広常〔かずさのごんのすけひろつね〕が源頼朝の武運長久のために願文を納めている。また源頼朝は妻・政子の安産を祈願して奉幣した。徳川家康は社領15石を寄進している。

例祭は十二社祭あるいは上総の裸祭りと呼ばれる。玉依姫命とその眷属の神々が、御祭神ゆかりの釣ヶ崎で年に一度再開するというもので、大同2年(807)に始まったと伝えられる。玉前神社をはじめ、10基余りの神輿が九十九里浜最南端の釣ヶ崎海岸に集まり、神事を行う。

玉前神社の御朱印

玉前神社御朱印

中央の文字と御朱印は「玉前神社」、右上の朱印は「上総国一宮」。

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玉前神社の概要

名称 玉前神社
御祭神 玉依姫命〔たまよりひめのみこと〕
鎮座地 千葉県長生郡一宮町一宮3048
創建年代 不詳
社格等 式内社 旧国幣中社 上総国一宮 別表神社
延喜式 上總國埴生郡 玉前神社 名神大
例祭 9月13日(十二社祭・上総の裸祭り)
神事・行事 1月1日/初日の出奉拝祭
春分の日/上総権介朝臣広常公慰霊祭
4月13日/春季祭
4月29日/御田植祭
7月14日/宮薙あんどん祭
10月28日/末社十二神社御例祭
11月1日/氏子太々祭
文化財 〈重文〉梅樹双雀鏡 〈県文〉社殿(附:棟札2枚) 〈県無形民俗文化財〉玉前神社神楽 上総十二社祭り
大鳥居 御神水(白鳥井)
大鳥居 御神水(白鳥井)
神楽殿 本殿
神楽殿 本殿

メモ
上総一ノ宮駅から少し歩くと、朱塗りの鳥居が見える。境内に入るとさらに鳥居が見え、石段を登ると社殿がある。権現造の社殿は黒漆塗りで落ち着いた印象。拝殿前の鳥居や神楽殿、本殿周囲の瑞垣の朱色が鮮やかである。

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2007.06.03
更新:2008.01.14
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