古今宗教研究所 >古今御朱印研究室 > 諸国神社御朱印集 > 千葉県

古今御朱印研究室

諸国神社御朱印集

東大社
とうだいしゃ
(東大神)
とうだいじん

東大神

東大神 (とうだいじん)
御祭神 玉依姫命〔たまよりひめのみこと〕
〈配祀〉
鵜葺草葺不合命〔うがやふきあえずのみこと〕
旧称・通称 東大社 東宮 八尾社 総社玉子大明神 王子大明神 おおじん様
鎮座地 千葉県香取郡東庄町宮本406 (地図表示:マピオン)
創建年代 伝・景行天皇の御代
社格等 旧県社
由緒 社伝によれば、景行天皇が日本武尊を追慕するために東国を巡幸された際、当地に7日間滞在し、東海の鎮護として一社を営んだことを創祀とするという。
創建当初は東宮あるいは八尾社と呼ばれた。康和4年(1102)堀河天皇より総社玉子大明神の称号を賜る。以来、玉子大明神、王子大明神と称した。「おおじん様」という通称は、「王子大明神」が訛ったものであろうという。現在は正式な社号として「東大社」「東大神」をともに用いているという。
康和4年(1120)海上郡高見浦(現在の銚子市高神あたり)の海上が大荒れとなって治まらず、土地の人々が非常に困窮した。そこで、海上郡の総社であった当社に朝廷より宣旨があり、海神の怒りを鎮めるために高見浦で祭典を執り行った。すると波風が治まり、海上は大漁、陸上は大豊作となったという。
その日が4月8日であったことから、その日が例祭と定められ、豊玉姫神社(香取市貝塚)と雷神社(旭市見広)の神輿とともに高見浦への神幸を行うようになった。当初は毎年行われたが、10回目より20年に一度行われることとなった。これが銚子大神幸である。平成22年(2010)には第54回の大神幸が行われた。
例祭 4月8日(20年毎に式年銚子大神幸が行われる)
神事・行事 10月19〜20日/秋祭(流鏑馬神事)
文化財 〈県有形文化財〉伝東常縁筆詠草断簡
メモ 社号について、境内の由緒書には東大社、東大神ともに正式に用いられるとあったが、宗教法人としては東大神のようである(平成祭データや千葉県神社庁のホームーページでも東大神となっていた)。しかし、慶大の鳥居の額や社号標、由緒書等は東大社が用いられており、ネット上などでも東大社としている情報が多い。
御朱印は宮司さんのお宅でいただいた。
鳥居 神楽殿
鳥居 神楽殿
神明社 子安神社
神明社 子安神社
拝殿 本殿
拝殿 本殿
東大社の御朱印

中央の朱印は「高光(?)東宮御璽」。

もどる


2010.09.08
古今宗教研究所
Copyright(C) 1998-2016 Murakami Tetsuki. All rights reserved.