古今宗教研究所 >古今御朱印研究室 > 諸国神社御朱印集 > 愛知県

古今御朱印研究室

諸国神社御朱印集

砥鹿神社
とがじんじゃ

砥鹿神社拝殿

砥鹿神社 (とがじんじゃ)
御祭神 大己貴命
鎮座地 愛知県豊川市一宮町西垣内2 (Mapion/googlemap
社格等 式内社 旧国幣小社 三河国一宮 別表神社
公式サイト http://www.togajinja.or.jp/

砥鹿神社の御由緒

社伝によれば、もとは本宮山(789m)の山頂に祀られていたという。現在も奥宮が鎮座している。大宝年間(701〜704)草鹿砥公宣〔くさかど の きんのぶ〕が神託を受けて現社地に遷座したと伝えられる。

朝廷や武家の崇敬篤く、嘉祥3年(850)に従五位下に叙せられたのを始め、貞観18年(876)には従四位上に進められている。「国内神名帳」には正一位砥鹿大明神とある。また、延喜の制では小社に列する。慶長7年(1602)徳川家康は朱印領100石を寄進し、さらに翌8年(1603)には奥宮に20石を寄せている。

摂社の二宮社は御祭神・大己貴命の御子神・事代主命を祀り、「三河えびす社」とも称して信仰を集めている。また、三宮社には同じく御子神の建御名方命を祀る。さらに末社・守見殿神社には大己貴命の和魂〔にぎみたま〕を、同じく末社・荒羽々気神社には荒魂〔あらみたま〕を祀る。

5月の例大祭は3日から5日までさまざまな行事が続く。例祭当日の4日には神輿が末社・八束穂神社まで出御する神幸祭や流鏑馬式などが行われる。

砥鹿神社の御朱印

砥鹿神社の御朱印

中央の御朱印は「砥鹿神社」、右上は「三河国一宮」。

もどる

砥鹿神社の概要

名称 砥鹿神社
旧称 砥鹿大明神 砥鹿大菩薩
御祭神 大己貴命〔おおなむちのみこと〕
鎮座地 愛知県豊川市一宮町西垣内2
創建年代 不詳/大宝年間(701〜704)現社地に遷座
社格等 式内社 旧国幣小社 三河国一宮 別表神社
延喜式 参河國寶飫郡 砥鹿神社
例祭 5月4日
神事・行事 1月3日/田遊祭
1月6日/宝印祭(奥宮)
1月8日/弓始祭
1月10日/初えびす祭
1月15日/粥占祭(奥宮)・火焚祭
2月6日/奥宮例祭(奥宮)
2月7日/火舞祭
4月第1土曜日/本宮講春季大祭
5月3日/献花祭・神御衣奉献祭
6月第1日曜日/茶業振興祈願祭・献茶式
8月7日/七夕祭
10月第2日曜日/氏子秋祭
10月最終日曜日/本宮講秋季大祭
11月20日/えびす講大祭
文化財 〈県考古資料〉田峰の銅鐸 〈県天然記念物〉ケヤキ 奥宮の社叢
西参道の鳥居 表神門
西参道の鳥居 表神門
末社・荒羽々気神社 末社・八束穂神社
末社・荒羽々気神社 末社・八束穂神社
鼓楼 奥宮遙拝所
鼓楼 奥宮遙拝所
摂社・三河えびす社(二宮・三宮) 本殿
摂社・三河えびす社(二宮・三宮) 本殿

メモ
広くて手入れの行き届いた境内。参拝は夕方で、そろそろ社殿の扉も閉まろうかという時間であった。かなりの強行軍のだった一日の最後の参拝。そういう時間帯でも、地元の方らしい人がポツポツと参拝に訪れており、地域とのつながりの深さを感じた。

もどる


2011.01.19
古今宗教研究所
Copyright(C) 1998-2016 Murakami Tetsuki. All rights reserved.