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古今御朱印研究室

諸国神社御朱印集

六甲八幡神社
ろっこうやはたじんじゃ

六甲八幡神社拝殿

六甲八幡神社 (ろっこうやはたじんじゃ)
御祭神 八幡大神
天照大神
春日大神
鎮座地 神戸市灘区八幡町三丁目6−5 (マピオン
創建年代 万寿3年(1026)、治承4年(1180)、正和年間など諸説あり
社格等 旧県社 一国一社八幡宮
由緒 摂津国の一国一社八幡宮と伝えられ、「摂津八幡」あるいは「摂津国石清水八幡宮」などとも称された。また「八幡の厄神さん」と呼ばれ、厄除けの信仰でも知られる。『太平記』の摩耶城合戦に見える「八幡林」は当社の森のことという。
当社の創建に関してはいくつかの説がある。
一説には、円融天皇の御代(969〜984)永原武信という人が八幡宮に祈って二子をもうけた。その二人の子どももたびたび八幡宮の利益を受けたので、万寿3年(1026)当地に八幡大神を祀ったという。
あるいは、治承4年(1180)平清盛が福原に都を遷した際、当地に石清水八幡宮を勧請し、地名を成瀬から八幡に改めたことによるとも伝えられる。さらに、正和年間(1312〜17)勅命によって宇佐八幡を勧請したという説もある。
戦国時代には荒廃していたが、天正年間(1573〜92)林播磨という人によって修築された。寛政7年(1795)、その孫の林清兵衛が社殿等を改築した。現在の社殿は領主の石河氏が春日大社の旧社殿を移築したものという。
例祭 5月15日
神事・行事 1月14日/とんど祭
1月18〜19日/厄除大祭
10月15日/秋季大祭(秋祭、だんじり)
公式サイト http://www.rokko.or.jp/
メモ 阪急六甲駅のすぐ南に鎮座する。街中ではあるが、参道から境内にかけて鎮守の森で覆われ、神域らしい雰囲気を漂わせている。社名について、てっきり「ろっこうはちまんじんじゃ」だと信じて疑っていなかったのだが、調べてみると「ろっこうやはたじんじゃ」が正しいらしい。
厄除けの信仰で知られ、1月の厄除大祭には約10万人が参拝するという。厄神宮の本殿は兵庫県指定の文化財である。
御祭神について、由緒書や『平成「祭」データ』は八幡大神・天照大神・春日大神を同格の主祭神としているが、兵庫縣神社庁のサイトを見ると、主祭神が応神天皇で、天照大神と春日大神は配祀とされている。一応、ここでは前者に従うことにした。
鳥居 手水鉢
鳥居 手水鉢
金刀比羅宮 稲荷社
金刀比羅宮 稲荷社
厄神宮 厄神宮本殿
厄神宮 厄神宮本殿
境内社(庚申社?) 本殿
境内社(庚申社?) 本殿
六甲八幡神社の御朱印

右上の朱印は「一国一社」、中央上は三つ巴と橘の神紋、下は「六甲八幡神社」。

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2012.07.18
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