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天保11年(1840年)四国八十八ヶ所の納経帳
【略縁起】
もとは現在地の北約2kmの安楽寺谷にあった。安楽寺谷には諸病に効験がある鉄錆色の温泉があり、弘法大師が巡錫の折、薬師如来因縁の地と感得して寺を建立したと伝えられる。しかし天正年間に長宗我部の兵火により焼失、現在地にあった駅路寺の瑞運寺と合併する形で再興され、以後、安楽寺・瑞運寺の両寺号を公称したという。
【納経印】
文字部分は印判で「奉納経 本尊薬師如来 阿州温泉山 安楽寺」。中央に宝印はない。右上の印は「四国六番」、左下は「温泉山」。
【所在地】
阿波国板野郡引野村(徳島県板野郡上板町引野)
【本尊】
薬師如来
2013.12.12
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