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古今御朱印研究室

諸国神社御朱印集

川口神社
かわぐちじんじゃ

川口神社拝殿

川口神社 (かわぐちじんじゃ)
御祭神 素盞嗚尊〔すさのおのみこと〕
菅原道真公〔すがわらのみちざねこう〕
宇迦之御魂命〔うかのみたまのみこと〕
保食神〔うけもちのかみ〕
金山彦命〔かなやまひこのみこと〕
旧称 氷川社 氷川大明神
鎮座地 埼玉県川口市金山町6−15 (地図表示:マピオン)
創建年代 天慶年間(938〜47)?
社格等 旧県社
由緒 川口市総鎮守を称する。元は氷川社と称し、川口宿の鎮守であった。
創建以来の歴史については、荒川の氾濫によって古記録が失われたため不詳だが、天慶年間(938〜47)足立郡司判官・武蔵武芝〔むさし たけしば〕が創建したと伝わる。
徳川吉宗の命による見沼〔みぬま〕の新田開発にあたり、川口宿出身の杉島保英は芝川落口の門樋工事を担当した。杉島は故郷の産土神である川口の氷川社に工事成功を祈願し、無事に難工事を完遂した。それを感謝して享保18年に奉納した神鏡は、市の有形文化財となっている。
明治6年(1873)村社に列格、同42年(1909)町内の天神社・稲荷社(3社)・金山社を合祀して「川口神社」と改称した。さらに昭和10年(1935)には県社に昇格した。
例祭 10月19〜20日
神事・行事 5月第2土曜日/金山神社例祭
12月15日/大歳祭(おかめ市)
公式サイト http://www.kawagutijinja.com/
メモ 社殿の東から背後にかけて広場のようになっており、境内社が並ぶ。その中でも、本殿の東側にある金山神社は川口の鋳物業者によって篤く崇敬されてきた。
元は独立した神社で金山権現・金山社と称し、川口神社から南西300mほどのところに鎮座していた。創建は暦応年間(1338〜42)の頃と伝えられる。川口で鋳物業が盛んになるにつれ、鋳物師たちによって熱心に信仰されるようになった。しかし明治42年(1909)政府の方針に従って氷川社に合祀された。
戦後、氏子崇敬者の願いを受けて、旧社殿を別宮として金山彦命の御分霊を祀ることになったものという。
また、川口護國神社は、昭和23年(1948)川口市市役所の神殿を譲り受け、川口市出身の英霊を祀ったものとのことである。
大鳥居と神門 本殿
大鳥居と神門 本殿
金山神社 川口護國神社
金山神社 川口護國神社
川口神社の御朱印

中央の朱印は「川口神社御璽」。

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2007.09.23
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