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古今御朱印研究室

御府内八十八ヶ所

第62番
鶴亭山 威光院
かくていざん いこういん

威光院本堂

鶴亭山 隆全寺 威光院 (かくていざん りゅうぜんじ いこういん)
本尊 大日如来
創建年代 宝徳4年(1452)
開山 開基:鶴延豊 中興開山:弁清法印
宗派 真言宗智山派
所在地 東京都台東区寿二丁目6−8 (Mapion/googlemap
御詠歌 さみだれの後に出でたる玉の井は 白坪なるや一の宮かわ
メモ 寺伝によれば、宝徳4年(1452)太田道潅が江戸城を築城した際、城内の鎮守として平河天神を祀った。その別当寺院として、家臣の鶴主計延豊が開基となって創建したとされる。
その後、城外の桜田村(現・千代田区)に移転、慶長5年(1600)には八丁堀(現・中央区)へ、さらに明暦の大火の後、弁清法印が浅草新堀端の現在地を拝領し、元和元年(1615)に移転してきたという。
※なお、江戸築城は長禄元年(1457)、平河天満宮の創祀は文明10年(1478)とされており、年代が合わない。
写寺 天養山 宝寿寺
八十八ヶ所大意 鶴亭山 般若寺 威光院 浅草新堀端
〈本尊〉大日如来
〈開山〉弁清法印
愛宕円福寺末
門前 六地蔵と三界万霊供養塔
威光院の納経印

中央の墨書は金剛界大日如来の種字「バン」に「大日如来」。中央の朱印は同じく梵字の「バン」、右上は「御府内第六十二番 太田道潅開創之寺」、左下は「威光院」。

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2010.06.02
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