古今宗教研究所 >古今御朱印研究室 > 四国八十八ヶ所 > 菩提の道場

古今御朱印研究室

四国八十八ヶ所

第48番奥之院
杖の渕大師
じょうのふちだいし

杖の渕
杖の渕

西林寺奥之院 杖の渕大師(さいりんじおくのいん じょうのふちだいし)
本尊 弘法大師
創建年代 大同2年(807)
開基
宗派 真言宗豊山派
所在地 愛媛県松山市南高井1346-1 (地図表示:マピオン)
御詠歌
メモ 弘法大師がこの地を巡錫された折、渇水に悩む里人を憐れみ、地面に錫杖を突くと清水が湧き出した。里人は感謝して「杖の渕」と呼び、大師を祀ったという。今も豊富に水が湧き、周囲の水田を潤している。
あたりは杖の淵公園として整備され、環境省の「名水百選」にも指定されている。広い湧水池の中に島があり、錫杖を持った修行大師の像が祀られている。
透明度の高い池の中には地元で「テイレギ」と呼ばれる水中植物が生えており、市の天然記念物に指定されている。伊予節にも「高井の里のていれぎや」と歌われるが、きれいな水の中でしか育たず、刺身のつまとして用いられる。
納経は西林寺
杖の渕の大師像 杖の渕
杖の渕大師の納経印

中央の文字は「杖の渕大師」。中央の朱印は宝珠に弥勒菩薩の種字「ユ」(弘法大師を表す)、右上は「四十八番奥之院」、左下は「四国第四十八番霊場」。

<<前へ 菩提の道場へ 次へ>>
西林寺へ


2007.08.05
古今宗教研究所
Copyright(C) 1998-2016 Murakami Tetsuki. All rights reserved.