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古今御朱印研究室

諸国神社御朱印集

大神神社

檜原神社
ひばらじんじゃ

檜原神社の三輪鳥居

大神神社
摂社 檜原神社 (ひばらじんじゃ)
御祭神 天照大御神〔あまてらすおおみかみ〕
旧称・通称 巻向坐若御魂神社? 元伊勢
鎮座地 奈良県桜井市三輪 (Mapion/googlemap
創建年代 崇神天皇6年(B.C.92)
社格等 官幣大社大神神社摂社 式内論社(大・月次相嘗新嘗)
由緒 日本書紀などによると、崇神天皇の5年(B.C.93)国内に疫病が流行った。この疫病を鎮めるため、それまで宮中に祀られていた天照大神を倭笠縫邑〔やまとのかさぬいのむら〕で豊鍬入姫命〔とよすきいりひめのみこと〕に祀らしめた。この倭笠縫邑が檜原神社であるとされる(他にも候補がある)。
因みに、この時、同じく宮中に祀られていた大和大国魂大神も、長岡崎で渟名城入媛命〔ぬなきいりひめのみこと〕に祀らしめることになった。これが大和神社〔おおやまとじんじゃ〕である。
後に、天照大神は倭姫命〔やまとひめのみこと〕を御杖代〔みつえしろ〕として各地を巡り、伊勢の五十鈴川の畔に鎮座した。これが伊勢の皇大神宮で、倭笠縫邑をはじめ、それまでに大神が留まった地を元伊勢と称する。
一説には延喜式神名帳所載の巻向坐若御魂〔まきむくにますわかみたま〕神社に充てる説もあるようだ(有力な候補は穴師兵主神社右殿の若御魂神社)。
社殿はなく、三輪鳥居のみが建つ。向かって右手には昭和61年(1986)に奉斎された豊鍬入姫宮が鎮座する。
例祭 2月15日
特殊神事 8月28日/檜原神社社祭
11月5日/豊鍬入姫宮例祭
公式サイト http://www.oomiwa.or.jp/
メモ 本社より山の辺の道を辿り、狭井神社を越えてさらに北に進むと、檜原神社に出る。麓には大和王権発祥の地ともいわれる纒向遺跡が広がる。
注連柱 豊鍬入姫宮
注連柱 豊鍬入姫宮
山辺の道 山辺の道
山の辺の道
檜原神社の御朱印

墨書は右上に「元伊勢」、中央に「檜原神社」。上の朱印は「元伊勢倭笠縫邑神蹟」、下は「檜原神社」。

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2009.04.05
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