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大黒天
栄久山 大法寺 (えいきゅうざん だいほうじ) | |
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札所本尊 | 大黒天(三神具足大黒天) |
本尊 | 一塔両尊四士 |
創建年代 | 慶長2年(1597) |
開山 | 慈眼院日利 |
宗派 | 日蓮宗 |
所在地 | 東京都港区元麻布一丁目1−10 (地図表示:マピオン) |
メモ | 慶長2年(1597)慈眼院日利上人によって開創された。江戸時代は「赤門寺」と呼ばれ、また一本松の大黒様の通称で知られる。 当寺に奉安している大黒天は伝教大師の作と伝えられる「三神具足大黒天」である。大黒天の手に小槌を持ち、頭に弁財天の髪を戴き、背に毘沙門天の鎧を着けていることからこの名がある。 この尊像はもともと麻布六本木の伊勢屋長左衛門所蔵の秘仏であった。ある夜、この大黒天が長左衛門の夢枕に現れ、「我れ汝の家にあること久し、今法華経読誦の功徳により法華経守護の為め大衆に福寿を授けんことを誓い法華経読誦の地に往かん」と告げた。 翌朝、長左衛門が大黒様を拝そうとすると、不思議なことに尊像がなくなっていた。そこで、近隣に法華経読誦の地を探し、一本松の日舜上人の法華経三万部読誦を知った。長左衛門が日舜上人の許を訪れると、件の大黒様の尊像があったので、上人に夢のお告げの話をし、尊像を奉納した。 大法寺五世の日亮上人は、大黒天の功徳を大衆に授けることを誓い、日舜上人から尊像を拝受し、永代奉安することとなった。以来、広く信仰を集め、甲子の日には縁日で賑わったという。 |
2011.01.12
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