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古今御朱印研究室

御府内八十八ヶ所

第15番
瑠璃光山 南蔵院
るりこうざん なんぞういん

南蔵院本堂
本 堂

瑠璃光山 医王寺 南蔵院 (るりこうざん いおうじ なんぞういん)
本尊 薬師如来
創建年代 不詳
開基 不詳/中興:良弁僧都
宗派 真言宗豊山派
所在地 東京都練馬区中村一丁目15−1 (Mapion/googlemap
御詠歌 薄く濃くわけわけ色を染めぬれば 流転生死の秋の紅葉ば
巡拝 豊島八十八ヶ所15番
メモ 開創年代は不詳。延文2年(1357)良弁僧都(東大寺初代別当の良弁僧正とは別人)が留錫し、経塚を築いて供養を営んだ。寺の西方にある「良弁塚」がそれであるという。また、薬師如来を感得し、堂宇を造営して安置したのが現在の本尊であるとされる。
江戸時代には朱印領12石8斗を賜った。さらに良弁が夢で感得したと伝わる「白龍丸」という薬を製造・頒布していた。「南蔵院の投げ込み」と称され、諸病に効験があるとして名高かったが、明治10年(1877)の「売薬規則」の発布により中止された。
境内は街中にありながら緑にあふれており、その中に堂宇が並ぶ。薬師堂は宝永4年(1707)、本堂・庫裏・閻魔堂などは宝暦3年(1753)の再建。また、鐘楼門は江戸中期の様式と推定されており、区指定の文化財である。
写寺 法養山 国分寺
八十八ヶ所大意 瑠璃光山 医王寺 南蔵院 豊島郡四谷在中村
〈本尊〉薬師 良弁僧都作
〈朱印地〉十二石八斗余
〈開山〉良弁僧都
御室末
門前 慈母観音
門前 慈母観音
鐘楼門 修行大師
鐘楼門 修行大師
薬師堂 閻魔堂
薬師堂 閻魔堂
南蔵院の納経印

中央の墨書は「本尊 薬師如来」。中央の朱印は「佛法僧宝」、右上は「第十五番」、左下は「南蔵院印」。

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2009.07.01
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