中央の墨書は「本尊多宝如来」、脇に「弘法大師」。中央の朱印は梵字の「?」、 右上は「第四十九番」、左下は「多宝院印」。
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宝塔山 龍門寺 多宝院 (ほうとうざん りゅうもんじ たほういん) | |
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本尊 | 多宝如来 |
創建年代 | 慶長16年(1611) |
開山 | 宥純 |
宗派 | 真言宗豊山派 |
所在地 | 東京都台東区谷中六丁目2−35 (Mapion/googlemap) |
御詠歌 | 十悪のわがみをすてずそのままに じょうどの寺にまいりこそすれ |
メモ | 境内に入ると、参道左に大きな石のお地蔵様が立っている。その脇には小さな六地蔵があり、風情のあるたたずまいである。本堂の扁額は山岡鉄舟の筆とのこと。本堂脇には吉祥天を祀るお堂があり、「谷中吉祥天」の赤い幟が並んでいる。 周辺の札所寺院と同じく、慶長16年(1611)に神田北寺町で創建され、慶安元年(1648)現在地に移された。開山は宥純と伝えられる。 本尊は多宝如来で、行基菩薩の作と伝えられる。院号も本尊に因むが、多宝如来は法華経に説かれる仏様で、真言宗で多宝如来を本尊とするところは珍しいのではないだろうか。 この寺には、台東区指定文化財の「御府内八十八ヶ所大意版木」が伝えられている。文化13年(1816)多宝院が中心になって開版した御府内八十八ヶ所の案内書で、当時の様子がよくわかる貴重な資料である。この欄の一番下に掲載している「八十八ヶ所大意」は、この資料に基づいたものである。 |
写寺 | 西林山 浄土寺 |
八十八ヶ所大意 | 宝塔山 龍門寺 多宝院 谷中門外 〈本尊〉多宝如来 湯島根性院末 神田北寺町より今地に至 |
地蔵菩薩石像 | 谷中吉祥天 |
中央の墨書は「本尊多宝如来」、脇に「弘法大師」。中央の朱印は梵字の「?」、 右上は「第四十九番」、左下は「多宝院印」。
2010.02.24
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