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古今御朱印研究室

御府内八十八ヶ所

第51番
玉龍山 延命院
ぎょくりゅうざん えんめいいん

延命院本堂

玉龍山 弘憲寺 延命院 (ぎょくりゅうざん こうけんじ えんめいいん)
本尊 大日如来
創建年代 文安元年(1444)
開山 義歓僧都
宗派 真言宗智山派
所在地 東京都台東区元浅草四丁目5−2 (Mapion/googlemap
御詠歌 西方をよそとは見まず安養の 寺にまいりて受くる十楽
メモ 文安元年(1444)後の日本橋矢ノ倉に開創されたと伝えられる。当初は延寿院と称し、東寺の末であったが、徳川秀忠の命により延命院と改称、醍醐寺の末となった。明暦の大火の後、現在地に移転。明治2年(1869)智積院の末となる。
延命院に祀られている弁財天は、弘法大師の作と伝えられる。伝承によれば、天長5年(828)、弘法大師は琵琶湖の竹生島に参籠し、二体の弁財天を刻んだ。その一体を竹生島に納め、もう一体が延命院に祀られているという。
江戸時代の札所は鳥越明神の別当・鳥越山長楽寺であったが、明治の神仏分離で廃寺となったため、延命院に移された。
写寺 熊野山 石手寺
八十八ヶ所大意 鳥越山 転輪院 長楽寺 鳥越明神別当
〈本尊〉不動尊 智証大師御作
高野山金剛三昧院末
門前風景 延命地蔵菩薩
門前風景 延命地蔵菩薩
延命院の納経印

中央の墨書は大日如来の種字「バン」に「大日如来」、脇に「弘法大師」。中央の朱印は同じく梵字の「バン」、 右上は「五十一番」、左下は「玉龍山延命院之印」。

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2010.03.10
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