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天保11年(1840年)四国八十八ヶ所の納経帳
【略縁起】
鑑真和上の開創と伝えられる。天平勝宝6年(754)鑑真和上が唐から渡来し、瀬戸内海を難波へ向かう途中、屋島が霊地であることを感得し、北嶺に普賢堂を建立したという。その後、和尚の弟子で東大寺戒壇院第5代長老の恵雲律師が伽藍を造営した。さらに弘仁年間(810〜24)弘法大師が来錫し、南嶺に伽藍を建立して真言宗に改めたと伝えられる。
【納経印】
文字の部分は印判で、「奉納経 本尊千手観音 東讃南面山 屋嶋寺」。中央に宝印はない。右上は白抜きで「八拾四番」、左下は不明瞭だが、「當都率天 内院管門」ではないかと思われる。
【所在地】讃岐国山田郡屋島村(香川県高松市屋島東町)
【本尊】十一面千手観世音菩薩
2013.10.06
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