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古今御朱印研究室

江戸時代の納経帳

天保11年(1840年)四国八十八ヶ所の納経帳

87番 補陀洛山 長尾寺

長尾寺の納経印→大窪寺へ

補陀洛山 観音院 長尾寺

【略縁起】
天平11年(739)行基菩薩が霊夢を得て、楊柳に聖観世音菩薩の像を刻み、堂宇を建立して安置したと伝えられるが、それ以前に聖徳太子が開創したという説もある。大同年間(806〜10)弘法大師が渡唐に際し、当寺で年頭七夜の護摩供養を修し、入唐求法の無事を祈願したという。
元禄2年(1689)藩主・松平頼重の命により、真言宗から天台宗に改められた。

【納経印】
文字部分は印判で「奉納経 本尊聖観世音大士 讃州補陀洛山 長尾寺 役者」。中央上の宝印は蓮台上の円に聖観音の種字「サ」、右上の印は「第八十七番」、左下は「長寺」か。中央上の印と左下の印は、現在のものとほぼ同じようである。

【所在地】
讃岐国寒川郡長尾西村(香川県さぬき市長尾西)

【本尊】
聖観世音菩薩

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2013.10.06
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