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古今御朱印研究室

江戸時代の納経帳

天保11年(1840年)四国八十八ヶ所の納経帳

15番 国分寺

四国15番国分寺の納経→観音寺

薬王山 金色院 国分寺

【略縁起】
天平13年(741)聖武天皇の勅願により諸国に創建された国分寺の一つ。寺伝によれば開基は行基菩薩で、自ら刻んだ薬師如来を安置したという。聖武天皇が釈迦如来像と大般若経を納め、また光明皇后の御位牌厨子が奉安されたと伝えられる。元は法相宗であったが、弘仁年間(810〜24)弘法大師が巡錫された折に真言宗に改められた。天正年間(1573〜92)長宗我部の兵火で焼失。寛保元年(1741)丈六寺の吼山養獅禅師によって再興され、曹洞宗に改められた。

【納経】
墨書は「奉納十五番 本尊薬師如来 阿州薬王山 国分寺」、日付は「子十月廿五日」。中央の朱印は勅願所であることを示す十六八重菊の御紋。右上は「一國一場」、左下は「国分禅寺」。

【現在の名称】
薬王山 金色院 国分寺

【所在地】
阿波国名東郡矢野村(徳島県徳島市国府町矢野)

【本尊】
薬師如来

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2016.02.21
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