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古今御朱印研究室

諸国神社御朱印集

岐阜護國神社
ぎふごこくじんじゃ

岐阜護國神社拝殿

岐阜護國神社 (ぎふごこくじんじゃ)
御祭神 明治維新以来の岐阜県(西濃及び飛騨を除く)出身の護国英霊 37,815柱
旧称 美濃御霊神社
鎮座地 岐阜県岐阜市御手洗393 (Mapion/googlemap
創建年代 昭和14年(1939)
社格等 旧内務大臣指定護國神社 別表神社
由緒 昭和14年(1939)、明治維新以来の岐阜県(西濃一市五郡、飛騨一市三郡を除く)出身の護国英霊を祀るために創建された。
もともと岐阜県内には第九師団管下の西濃地区に大垣招魂社(現在の濃飛護国神社)、富山連隊管下の飛騨地区に飛騨招魂社があったが、第六師団管下の二市十郡には招魂社がなかった。
明治41年(1908)に歩兵第68連隊が大津から岐阜市郊外に移管、大正6年(1917)に飛行連隊が設置されると、当地に招魂社を創建しようという気運が高まり、岐阜県知事と各市町村長、在郷軍人その他有志により設立運動が行われたが実現しなかった。
昭和に入り、護国神社制度が制定されたのをきっかけに、昭和14年(1939)内務省に創立願を提出、翌15年(1940)社殿が竣工し、11月19日に鎮座の儀が執り行われた。
戦後、「美濃御霊神社」と改称したが、主権回復後「岐阜護國神社」と復称し、現在に至る。
例祭 4月12日(春季例大祭)
・4月1日〜12日/献灯行事
10月5日(秋季例大祭)
神事・行事 4月第1日曜日/献詠祭
7月中旬/河童祭
文化財 〈県重要文化財〉刀(銘:近江守源久道)
公式サイト http://www.gifu-gokoku.com/
メモ 岐阜城のそびえる金華山の麓に鎮座する。境内の北には長良川が流れている。
もともと長良川の河川敷だった場所だそうで、河童が住んでいたという伝説に因んで河童堂が設けられている。7月の河童祭には、手作りの甲羅とお皿をつけて河童に扮装した子ども達が、水難除けのご祈祷を受けた後、茅の輪をくぐったり、相撲を取ったりするとのこと。
境内の奉安殿には霊璽簿(英霊の名簿)が納められている。また、鎮霊社には敵味方を問わず、英霊以外の戦争で亡くなった方々の霊、さらに無縁の遺族や遺骨もお祀りしているとのことである。
二の鳥居 大八洲
二の鳥居 大八洲
河童堂 奉安殿
河童堂 奉安殿
防人像 鎮霊社と平和の碑
防人像 鎮霊社と平和の碑
招魂祭場 本殿
招魂祭場 本殿
岐阜護國神社の御朱印

中央の朱印は「岐阜護國神社」、右上は菊に桜の神紋。

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2012.09.13
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