上の朱印は梅鉢の神紋、下は「大阪天満宮印」。
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大阪天満宮 (おおさかてんまんぐう) | |
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御祭神 | 菅原道真公〔すがわらのみちざねこう〕 〈配祀〉 野見宿禰命〔のみのすくねのみこと〕 手力雄命〔たぢからおのみこと〕 猿田彦命〔さるたひこのみこと〕 蛭子命〔えびすのみこと〕 |
通称 | 天満天神 |
鎮座地 | 大阪市北区天神橋二丁目1−8 (Mapion/googlemap) |
創建年代 | 天暦3年(949) |
社格等 | 旧府社 別表神社 |
由緒 | 延喜元年(901)菅原道真は藤原時平の讒言により、太宰権帥に左遷された。菅公は太宰府へ赴く途中、摂津中島の大将軍社に参詣した。大将軍社は孝徳天皇の御代、難波長柄豊碕宮の四方の鎮護として祀られたもので、往古、南森町は大将軍の森と呼ばれていたという。 それから約50年経った天暦3年(949)のある夜、大将軍社の前に突然7本の松が生え、夜毎に梢が七色の光を放った。これを聞いた村上天皇は、菅公に縁の奇瑞であるとして、勅命を以て天満宮を奉斎せしめた。 以来、正平2年(1342)の楠木正行と山名時氏の合戦、元亀元年(1570)の石山合戦、天保8年(1837)大塩平八郎の乱などにより度々社殿が焼失したが、そのたびに再建されて現在に至る。現在の社殿は天保14年(1843)に再建されたものである。 なお、天満宮が鎮座した後、大将軍社は地主神・摂社として祀られている。毎年、正月元日の歳旦祭の前に大将軍社で拂暁祭が行われるが、その神事の中で「租(借地料)」を納める慣わしが現在にまで伝わっている。 7月に行われる天神祭は、天暦5年(951)に始まったとされる。盛大な船渡御は特に有名で、京都の祇園祭(八坂神社)、江戸の天下祭(神田神社・日枝神社)とともに日本三大祭りに数えられる。また、住吉大社の住吉祭、勝鬘院愛染堂の愛染祭(あるいは生国魂神社の生玉夏祭)とともに大阪三大夏祭りとされる。 |
例祭 | 3月25日(菜花祭) |
神事・行事 | 1月1〜3日/新春初神楽奏楽・新春書き初め大会 1月3日/新春はじき初め(ソロバン) 1月10日/蛭子遷殿戎祭 1月15日/とんど神事 1月24〜25日/初天神梅花祭(うそ替え神事、通り抜け参拝、福玉まき、神楽奏楽、全国書き初め展覧会、植木市) 2月3日/節分祭(「宝船の絵」授与)・鎮魂祭 2月第1日曜日/なにわ七幸祭・七幸市 2月8日/お針まつり(吉備社) 2月25日/祈年祭・余香祭 4月1日/入学感謝祭 4月1〜2日/白米社初午祭 4月25日/鎮花祭(舞踏奉納(24日)、舞楽・神楽の奉納、武道の奉納、植木市・水石展) 6月30日/道饗祭 7月24〜25日/天神祭 ※24日/宵宮(宵宮祭・鉾流神事・催太鼓・獅子舞氏地巡行) ※25日/本宮(夏大祭・神霊移御・陸渡御・船渡御・奉納花火) 8月仲秋の名月/秋思祭(献詠、秋七草献上、虫かご献上、献華、献香、献茶、詩吟、神楽・人長舞、宮廻り) 10月10日/地久祭 10月25日/秋大祭(流鏑馬神事) 11月上旬/献茶式 12月上旬/鎮火祭 12月25日/終天神(絵馬焚き上げ、餅つき) |
文化財 | 〈登録有形文化財〉参集所 神楽所 梅花殿 〈府記録選択・無形民俗〉天神祭の催太鼓 |
巡拝等 | 神仏霊場50番 |
公式サイト | http://www.tenjinsan.com/ |
メモ | 天満に鎮座することから「天満の天神さん」「天満天神」の通称があるが、天満という地名そのものが大阪天満宮に由来する。神社のすぐ西には「日本一長い商店街」といわれる天神橋筋商店街がある。 初めて参拝したのは2月の梅まつりの最中。見事な梅の盆栽が展示されており、天気はよくなかったが参拝者は多かった。いた。二度目の参拝は5月の平日の早朝。繁華街の中ということもあるのだろうが、次々に参拝者が訪れているのには感心した。近道をするために境内を通る人もいるようだが、そうであっても神前に手を合わせる人が多いように思われた。 |
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神門 | 老松社紅梅殿・白太夫社 |
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蛭子遷殿 | 星合の池 |
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霊符社 | 白米社 |
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摂社・大将軍社 | 本殿 |
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上の朱印は梅鉢の神紋、下は「大阪天満宮印」。
2011.09.21
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