墨書は中央に「狭井神社」、右に「鎮花社」。朱印は、下が「狭井坐大神荒魂神社」、上は忍冬(スイカズラ)と思われる。狭井神社の鎮花祭では神饌として忍冬とゆり根が供えられる。
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大神神社
大神神社 摂社 狭井神社 (さいじんじゃ) | |
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御祭神 | 大神荒魂神〔おおみわあらみたまのかみ〕 〈配祀〉 大物主神〔おおものぬしのかみ〕 媛蹈鞴五十鈴姫命〔ひめたたらいすずひめのみこと〕 勢夜多々良姫命〔せやたたらひめのみこと〕 事代主神〔ことしろぬしのかみ〕 |
旧称・通称 | 狭井坐大神荒魂神社 花鎮社 |
鎮座地 | 奈良県桜井市三輪1422 (Mapion/googlemap) |
創建年代 | 垂仁天皇の御代(B.C.29〜A.D.70) |
社格等 | 旧官幣大社大神神社摂社 式内社 |
由緒 | 大神神社の摂社である。本社が三輪明神の和魂を祀るのに対して荒魂を祀る。延喜式神名帳には「狭井坐大神荒魂神社〔さいにますおおみわのあらみたまじんじゃ〕」として記載される。 古来、花鎮〔はなしずめ〕の社と称され、病を鎮める神として信仰を集める。4月18日に行われる鎮花祭は、疫神を鎮圧し、疫病の流行を防ぐ祭祀である。 「狭井」は神聖な井戸・泉・水源を意味するといい、拝殿の横に薬井戸があり、万病に効くといわれている。 |
例祭 | 4月10日 |
特殊神事 | 4月18日/鎮花祭(薬まつり) |
公式サイト | http://www.oomiwa.or.jp/ |
メモ | 本社より山の辺の道を辿ると狭井神社に着く。さらに進めば同じく大神神社の摂社・檜原神社へ至る。 参道を進むと、左手に鎮女池〔しずめいけ〕があり、市杵嶋姫神社が鎮座する。さらに参道を進み、石段を登って太い注連縄をくぐると、狭井神社の拝殿へと出る。境内には三輪山への登山口があり、申し出れば登れるようである(参拝時は時間がないために、登らなかった。いずれ登ってみたいものである)。 |
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鎮女池と市杵嶋姫神社 | 三輪山への登山口 |
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拝殿 | 霊泉(薬井戸) |
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墨書は中央に「狭井神社」、右に「鎮花社」。朱印は、下が「狭井坐大神荒魂神社」、上は忍冬(スイカズラ)と思われる。狭井神社の鎮花祭では神饌として忍冬とゆり根が供えられる。
2009.04.05
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