中央の墨書は「神道山大教殿」。上の朱印は「神道山」、下は「黒住教大教殿」。
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神道山 大教殿 (しんとうざん だいきょうでん) | |
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御祭神 | 天照大御神〔あまてらすおおみかみ〕 八百萬神〔やおよろずのかみ〕 教祖宗忠神〔きょうそ むねただのかみ〕 |
鎮座地 | 岡山市北区尾上神道山 (Mapion/googlemap) |
創建年代 | 昭和49年(1974) |
社格等 | 黒住教本部神殿 |
由緒 | 黒住教の本部は立教以来、教祖生誕の地である岡山市上中野(通称・大元)に置かれていたが、周辺が市街化したことにより、昭和49年(1974)壮大な日の出を求め(黒住教では、毎朝、教主を先達として日の出を拝する「御日拝」が行われる)、神道山に移転した。なお、旧地には明治18年(1885)に鎮座した宗忠神社や教祖が最晩年に住まいしていた教祖記念館などが残っている。 神道山は古くより霊地として名高い吉備の中山にあり、北西500mほどのところには中山茶臼山古墳(大吉備津彦命の御霊)がある。また、北麓には備中国一宮の吉備津神社や備前国一宮の吉備津比古神社が鎮座している。 境内には本部神殿である大教殿をはじめ、毎朝「御日拝」を行う日拝壇、教祖・歴代教主の墓を中心とする奥津城、本部事務所のある「神結館」、「宝物館・まることセンター」などがある。 大教殿は、農家を基本としたデザインで、本殿には伊勢神宮から下賜された内宮の御用材が用いられている。教場は300畳敷きという。 |
大祭 | 4月第1日曜日の前日/教祖大祭 6月30日/大祓大祭 12月冬至の日/冬至大祭 |
神事・行事 | 1月1日/歳旦祭・神火の儀 1月第2日曜日/道づれ新春開運祈願祭 2月第3日曜日/お祓い献読満願奉告祭 3月春分の日/春季祖霊祭 9月秋分の日/秋季祖霊祭 10月/ご遷座記念祝祭 10月又は11月の日曜日/献茶祭 |
公式サイト | http://www.kurozumikyo.com/ |
メモ | 初めて神道山を訪れたのは平成17年の夏、吉備津神社を参拝した時のことである。大吉備津比古の御陵をお参りしたついでに、せっかくだからと思い、少し足を伸ばしたのである。この時は、神道山に御朱印があることを知らなかったので、大教殿を参拝して吉備津神社へと戻った。 平成20年、大元の宗忠神社を参拝した際、神道山にも御朱印があることが確認できたため、一年後に再び参拝した。行きは岡山駅からバスを使い、帰りは徒歩で大吉備津彦命の御陵、さらに吉備津神社を参拝し、吉備津駅から電車で岡山駅に戻った。 参拝時、大教殿では開運感謝祭が行われていた。お参りを済ませた後、祭典が終わるのを待っていると、ご奉仕の方が中に招き入れてくださり、参列させていただいた。祭員だけで参拝者は他にいなかったため、300畳敷きという教場に一人だけの参列という非常に貴重な経験をさせていただいた。 御朱印は祭典の後、大教殿においていただいた。 |
手水舎 | 参道 |
庭園 | 日拝所 |
大教殿 | 教祖神奥津城 |
中央の墨書は「神道山大教殿」。上の朱印は「神道山」、下は「黒住教大教殿」。
2011.11.23
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