古今宗教研究所 >古今御朱印研究室 > 東京の七福神 > 港七福神
港七福神は、昭和8年(1933)に発足した「麻布稲荷七福神」を前身とする。これは、旧麻布区内に鎮座する七つの稲荷神社(境内社を含む)に祀られた七福神を巡拝するもので、飯倉熊野神社(恵比寿)、朝日神社(大黒天)、麻布氷川神社(毘沙門天)、末広神社(弁財天)、久国神社(布袋尊)、桜田神社(寿老人)、龍土神明宮・天祖神社(福禄寿)、竹長稲荷神社(宝船)の八社で構成されていた。戦中・戦後の中断の後、この麻布稲荷七福神をベースとして昭和41年(1966)に再興されたのが港七福神である。再興に当たっては、戦災で焼失した末広神社と竹長稲荷神社が合祀された十番稲荷神社が宝船を継承し、弁財天の札所として宝珠院が加わった。また、大黒天は朝日神社から大法寺に替わっている。
2011.01.05
更新:2011.01.12
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