古今宗教研究所 >古今御朱印研究室 > 四国八十八ヶ所 > 修行の道場

古今御朱印研究室

四国八十八ヶ所

番外
御厨人窟
みくろど

御厨人窟
全 景

御厨人窟 (みくろど)
本尊 (弘法大師)
創建年代
開基
宗派 真言宗豊山派
所在地 高知県室戸市室戸岬町 (地図表示:マピオン)
御詠歌 法性の室戸といへど我住めば 有為の波風たたぬ日ぞなき
メモ 室戸岬の突端近く、太平洋に面して二つの洞窟がある。この地で弘法大師が虚空蔵求聞持法を修したことは『三教指帰』にも記されている。太龍寺と並ぶ大師青年時代の御修行の地であり、「空海」の名はこの地においてつけたと伝えられる。
向かって左側の洞窟が御厨人窟で、こちらを住居とし、向かって右側の神明窟で修行したと考えられている。現在、御厨人窟には五社明神が、神明窟には神明宮(天照大神)が祀られている。
また、「御厨人窟の波音」は環境省の「残したい日本の音風景100選」にも選ばれている。
御厨人窟(みくろど) 神明窟
御厨人窟(みくろど) 神明窟
御厨人窟の納経印

中央の文字は、弥勒菩薩の種字「ユ」に「弘法大師」。弘法大師は弥勒の三昧に住しているとされることから、弥勒菩薩の種字を用いる。左は「みくろ窟」。中央の朱印は宝珠に同じく梵字の「ユ」、左下は「御厨人窟」。

<<前へ 修行の道場へ 次へ>>


2007.09.23
古今宗教研究所
Copyright(C) 1998-2016 Murakami Tetsuki. All rights reserved.