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古今御朱印研究室

四国八十八ヶ所

高野山 大伽藍

根本大塔
こんぽんだいとう

高野山 根本大塔

高野山 大伽藍
根本大塔(こんぽんだいとう)
本尊 大日如来
創建年代 貞観18年(876)頃
開基 弘法大師・真然大徳
宗派 高野山真言宗 総本山
所在地 和歌山県伊都郡高野町高野山152 (地図表示:マピオン)
巡拝等 神仏霊場13番
メモ 根本大塔は大伽藍の中心部、金堂の北東に位置する巨大な多宝塔であり、高野山のシンボルともいうべき存在である。
弘法大師は高野山を開創するに当たり、講堂の東西に多宝塔を配置するという密教独自の伽藍構成を企図していた。根本大塔はそのうちの東側の塔(東塔)である。
弘法大師の在世中には完成せず、その跡を継いだ真然大徳の時代、貞観18年(876)年頃に完成したと伝えられる。
しかし正暦5年(994)、落雷のために焼失。その後もたびたび焼失と再建を繰り返した。現在の根本大塔は天保14年(1843)の火災の後、昭和12年(1937)に再建されたもので、落雷や火災による焼失を繰り返した歴史を考慮し、鉄筋コンクリート造となった。
根本大塔の本尊は胎蔵界の大日如来を中心に金剛界の四仏が祀られている。これに対して、西塔は金剛界の大日如来を中心に胎蔵界の四仏が祀られており、非常に珍しい形式となっている。
従来、根本大塔の納経印は根本大塔内で授与していたが、平成19年より大伽藍の納経印がなくなったのに伴い、大伽藍の納経所で拝受するようになった。下の納経印は平成18年11月の参拝時にいただいたもの。そのため、現行の納経印とは少し違っていると思われる。
高野山根本大塔の納経印

中央の墨書は胎蔵界大日如来の種字「ア」に「大日如来」。中央の朱印は同じく梵字の「ア」、右上は「慈光無窮」、左下は「高野山根本大塔納経所」と思われる。

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2009.12.16
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