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古今御朱印研究室

御府内八十八ヶ所

第7番
源秀山 室泉寺
げんしゅうざん しつせんじ

室泉寺本堂
本 堂

源秀山 永松院 室泉寺 (げんしゅうざん えいしょういん しつせんじ)
本尊 阿弥陀如来
創建年代 元禄13年(1700)
開基 快圓和上
宗派 高野山真言宗
所在地 東京都渋谷区東三丁目8−16 (Mapion/googlemap
御詠歌 人間の八苦を早く離れなば 到らん方は九品十楽
メモ 元禄13年(1700)、五代将軍綱吉の発願により、真言律宗の寺院として開かれた。開基は松平忠益、開山は和泉国の神鳳寺(大鳥大社の神宮寺。現在は廃絶)の快円和上である。
恵比寿駅から500mほどの街の中にあるのだが、緑と堂宇が調和した境内はとても大都会の真ん中とは思えない風情がある。
石段を上り、緑に囲まれた薬医門をくぐると、手入れの行き届いた庭の緑の中、木造の地蔵堂、鐘楼、歓喜天堂、さらに白壁に朱の柱が映える本堂が並んでいる。
また、鐘楼の隣には高野山を模した築山があるのが興味深いが(ちゃんと三鈷の松が刻まれた石碑も建っている)、四国西国板東秩父百八十八ヶ所のお砂踏みになっているようだ。
写寺 光明山 十楽寺
八十八ヶ所大意 源秀山 永松院 室泉寺 下渋谷村
〈本尊〉阿弥陀 恵心僧都作
〈開山〉快圓和上
湯島霊雲寺末
山門 高野山を模した築山(四国八十八ヶ所お砂踏み)
山門 高野山を模した築山(お砂踏み)
歓喜天堂 宝塔と地蔵菩薩
歓喜天堂 宝塔と地蔵菩薩
室泉寺の納経印

中央の墨書は阿弥陀如来の種字「キリーク」に「阿弥陀如来」、左脇に「弘法大師」。中央の朱印は同じく梵字の「キリーク」、右上は「御府内八十八ヶ所第七番」、左下は「室泉寺」。

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2009.05.10
更新:2009.06.07
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