中央の朱印は「氷上姉子神社之印」。
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熱田神宮
熱田神宮 摂社 氷上姉子神社 (ひかみあねごじんじゃ) | |
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御祭神 | 宮簀媛命〔みやすひめのみこと〕 |
鎮座地 | 名古屋市緑区大高町字火上山1−3 (マピオン/google) |
創建年代 | 伝・仲哀天皇4年(195) |
社格等 | 式内社 熱田神宮摂社(旧郷社) |
由緒 | 熱田神宮の境外摂社で、大高地区の鎮守。 御祭神の宮簀媛命は尾張国造に任じられた乎止与命〔おとよのみこと〕の娘で日本武尊の妃。社伝によれば仲哀天皇の御代、火上山の乎止与命の館跡(現在の元宮の地)に創建され、持統天皇4年(690)麓の現社地に遷座したとされる。 宮簀媛命は、日本武尊が伊吹山に向かうに際して草薙の剣を託され、その没後、乎止与命の館で剣を奉斎していたが、やがて熱田の地に遷し祀った。これが熱田神宮の創祀と伝えられる。 当地はもともと火高火上の里と称し、延喜式神名帳には「火上姉子神社」として記載されている。しかし永徳3年(1382)社殿が祝融の災に遭ったため、火の字を避けて「火上」を「氷上」に、「火高」を「大高」に改めたという。 貞享3年(1686)には幕府によって社殿の造営が行われる。明治の初めに郷社に列格するが、その後、熱田神宮の摂社に復した。現在の本殿は明治26年(1893)神明造に改められる以前の別宮・八剣宮の本殿を移したものである。 |
例祭 | 10月第1日曜日 |
神事・行事 | 3月最終日曜日/太々神楽 5月6日/頭入祭 6月第4日曜日/大高斎田御田植祭 9月28日/大高斎田抜穂祭 |
公式サイト | http://www.atsutajingu.or.jp/.../hikamianego_jinja.html |
メモ | JR大高駅の南東約1.5km、名古屋高速3号大高線の大高インターチェンジのすぐそばにある。丘の上の緑に覆われた広い境内で、社殿も落ち着いたたたずまいなのだが、社殿のすぐ横を高速道路と国道23号線が走っているため、車の音で少々騒がしいのが残念である。元宮は道路から離れているため、落ち着いた雰囲気である。 参拝は東日本大震災のあった平成23年3月11日の昼過ぎ。まだ、その後に何が起こるかも知らず、東京に帰るまでの予定を考えながらののんびりした参拝であった。 まず元宮に参拝し、それから氷上姉子神社に向かった。ちょうど拝殿の前で宮司さんが用事をしておられたのだが、参拝を終えると見当たらなくなっていた。社務所で伺うと、境内の見回りに行かれたとのこと。広い境内なのでしばらくは帰ってこないと言われ、その後の予定もあるのでやむなく書き置きのものをいただいた。こういう時、順序(参拝してから御朱印)にこだわらずに先に声をかけておけばよかったと思うのだが…。 |
玉根社 | 大高斎田 |
鳥居 | 手水舎 |
神明社 | 元宮と宮簀媛命宅趾の碑 |
中央の朱印は「氷上姉子神社之印」。
2012.07.11
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